たまにはドラムの話「リズムの世界標準って?」

三嶋Racco光博の 相対性リズム論初級編ども、今日はドラムの話を書こうかなと思いまして。

ここは、プロミュージシャンも読むんでそれなりなこと書かないと笑われちゃうから真剣に書きます笑

ま、簡単な話なんで、構えなくって良いですよ。

僕の教則ビデオで伝えたりスタジオNOHAのコラムにも書いたことあるんですけど。

「リズムの世界標準って?」って、なんぞやというと

メトロノーム100(テンポが100ってことです)で、32分音符の音を正確にノーアクセントで出せる事が「基準」なんです。

話は、以上です。笑

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実はアメリカマサチューセッツ州ボストンにあるバークレー音楽大学の故アランドーソン師のエクササイズを参考にしているんですが、今の日本のJ-pop等の音楽業界、特に仕事で演奏するミュージシャンの多くはこのバークレー校に関係しているミュージシャン多いですよね。もちろん、日芸やMIT、音楽専門学校や独学の方もいますが、過去の偉大なJAZZミュージシャンを多く輩出されているので、ドラムに関していえばだけどね。因みに、ハーヴィーメイソントニーウイリアムスヴィニーカリウタトミーキャンベルスティーヴスミス等々の素晴らしいドラマーが学んだようですよ。(お名前をクリックするとプロフィールが見れるようにリンク貼っときました)

ちょっと、YouTubeにあるか探してみましょうか。

ありましたねー^^

実は、徳島から上京したのは東京に行けばハーヴィーメイソンに会えるかもって思ったからなんです。アメリカに行くのは銃で撃たれたら怖って思ったから先ずは東京かなってw。っていうか、この曲が中学生の時から好きで、こんなドラマーになりたいなって思って17歳で、はい。

で、奇跡が起こって、当時師事していた斎藤純さん、純さんはバークレー校の講師をされていて、帰国後に弟子入りしたんですけど、上記のドラマーとも親交があるので多くの偉大なミュージシャンに会わせてくれたんですよ。んと、思い出してみると、エルビンジョーンズ、サイモンフィリップス、スティーブスミス、ハーヴィーメイソン、レオンウンドゥグチャンクラー、ビクターベイリー、ポールジャクソンさんたち。(この思い出もそのうち書きたいな、と思っています)

その方々に17、18歳で会えて、身近で会って音を聴けて話を聞けて「リズムの世界標準」を体感出来たことが、僕のドラマーとしての礎となりました。

あらためて、純さん偉大な先輩方!ありがとうございました!

その約20年後。ハーヴィーメイソンさんとはブルーノート東京のクリニックに行った時に最後の質問者で挙手したら、彼が司会者に僕を指名して「あのドレッドヘヤーでサングラスかけている彼にマイクを渡してくれ」って

おっと、来た!「僕は、あなたに憧れて17歳で上京して斎藤純さんに連れられてMALTAさんのリハーサルを見学した時にお会いしているんです。あなたはドラムセットの斜め後ろに椅子を持って来てくれて、ここで座って見ていろって、それはそれは素晴らしい演奏で、その時体験が基準となってそれを目指してやっていたらシアターブルックというバンドでEPIC SONYからデビューしてプロドラマーになれたんですよ」おー、っと会場がどよめく、本人も通訳から聞いて驚く「そうか、昔だから覚えてないけど、良かったな嬉しい話だよ」「ありがとうございます。そこで、これは質問というか、お願いがあるんですけど聞いてもらえますか」

「ん?なんだ」会場が静まる。

「実は、ここに来られている100名以上のドラマーやミュージシャンやファンも同じ思いだと思うんですけど、ハーヴィーハンコックとグラミーを受賞したヘッドハンターズのカメレオンのドラムが聴きたいんです。演奏してもらいたいんですけど演ってもらえますか」って言ったら一瞬間があって、そしたら会場が割れんばかりの拍手となって、ハーヴィーさんもこれには参ったなって感じで嬉しそうに苦笑いして「なんだよ、忘れちゃったよ、できるかな」なんて言いながら叩いてくれました。短い時間でしたけど、演奏が終わったら皆さん総立ちで拍手喝采^^

その曲がこれです。

どうですか?

当時のスタジオ録音はこれです。

中学生の時からレコードがすり減るぐらい聴き込みました笑

他の曲でのライヴ演奏はこちら。素晴らしいですよね!

クリニックの後、お会いしたら「お前なー」みたいに笑って、「何か書くものないか?」って言われて手帳を出したらそこにアドレスを書いてくれて「連絡しろ」って^^それから親交させていただいているから、強く思い描き願えば叶うんだ!って思いました。最近は連絡していないんですけど、自分のスタイルが見えて来たから早く録音して聴いてもらいたいなーって思ってます。今回、篭っている間に作るつもりです。

素晴らしいドラマーは世界中に日本にもいらっしゃいますが、今回は、アランドーソン先生の繋がりのドラマー紹介します。

ここに「リズムの世界標準」があります。

スティックコントロールってエクササイズがあって、テンポ100で32分音符を右左とか右左右右、左右左左とか、いろんな手順でやってたり、4分音符、8分音符、16分音符、3連譜、6連譜とか。

その基準がテンポ100の32分音符なんです。

だから、このリズムをまず体得すること。これが「リズムの世界標準」

乱暴な言い方だと、「これさえ出来ればあとはセンスと応用」なんです。

では、故アランドーソンに師事した事のあるドラマーの動画も見つけれたので貼っておきますね。

先ずは、故トニーウィリアムス、当時10代でお店に入れないからって店主に断られたマイルスデイヴィスが「彼が入れないならやらない」って言って、お店のルールを変えてまで共演した逸話が残る偉大なドラマー故トニーウイリアムスさん。謹んでご冥福を祈ります。

続きまして、ヴィニーカリウタさん。

ヴィニーさんと斎藤純さんはバークレーで同期だったそうで、彼とはお会いしてないけどお人柄とか音楽に対する姿勢とか色々教えてもらいました。素晴らしいドラマーですよね!

かのジェフベックバンドのドラマーで、スティングのバンドのドラマーも演ってるんです。ベース可愛い!笑

そして、トミーキャンベルさん、彼からもらったスティックでエクササイズしてました。シアターブルック時代にトップシンバルの角度を真似ていました。純さんと仲が良くいつも一緒に練習してたんですって。めちゃめちゃ練習熱心な人らしく彼はお母さんにいつも「トミー、1日練習しなかったらあなたがわかって、2日練習しなかったらメンバーがわかって、3日練習しなかったらお客さんがわかるからね、だから、毎日練習しなさい」って言われたんですって。息子もすごいけどやっぱ母も偉大ですね!

ドラムで笑わせるだなんて、超高度!笑

ラストは、スティーヴスミスさんです。

世界的なプログレッシブロックのジャーニーのドラマーとしても活躍されていて、JAZZもROCKもやれる稀有なドラマーですよね。純さんバークレーで同期だったから仲良くて、在学中にジャーニーに誘われてバンドに入るかどうか純さんに相談した時は、JAZZとROCKのプレイする音量の違いに悩んでいたようです、そこを克服しての世界ヒット、すごいなと思います。ちなみに、ボストンのライヴハウスの店長さんが言っていたらしいですが「あいつは、みんながドラッグやってる時間に腕立て伏せとエクササイズしてたぞ」だってw

新宿通り歌舞伎町。帰国した純さんの運転する車の助手席にいたら、信号で止まった車の助手席に座っているのに気がついて「純さん、隣の車にスティーヴスミスさん乗ってません?」って言ったら「お、スティーヴだね、ちょっと停めようか」クラクションを鳴らしたら純さんに気づいて、運転手に車を停めてもらって「ハイ!純!すごいね!広い世界で偶然会うことがあるんだな!」なんて、まさか仲良しとはおもわずびっくり仰天な17歳の僕w運転してたのは若き頃のコマキ楽器の社長さん、今からコマキ楽器でクリニックだから来ませんかだって。「純さん、行きたい!」って言ったら「じゃ、買い物は後にして行くか」って^^

まあ、その時のクリニックの素晴らしいこと素晴らしいこと。

やはり、本物を体感することはとても大事なこと。

せっかく、偉大な方々に学べたんだから、僕は、彼らの猿真似は出来ないんです。当時からそう言われ感じていました。だから、JAZZを伝統芸能のように模倣することはやめました。それよりも「リズムの世界標準」を習得して、そこから生まれるオリジナルな自分から生まれたドラムを奏でられるようになること。これが、彼らから学んだことです。いつか、また、ご一緒できたらと思います。

「お前の国はどんな国だ、世界中から集まるインターナショナルな都市では皆自分が世界一だと思っている、そして、自分の国を愛している」

「外国に憧れるんじゃない、自分のアイデンティティを大切に、そこから築き上げろ、それが本物のお前の音で、世界にひとつの音なんだ」

「基礎を大事にしろ」

「技術を磨け」

「しかし、結局は人間性だ」

 

コロナ騒動が早く終息して、素晴らしいミュージシャンの音が体感できるようになることを、僕も皆さんの前で演奏できるように願い、祈ります。

それまでは「執着を捨てて」「御身大切に」「健康一番」ちょうど練習や創作の時間に当てて、その時が来るまでやれることやるしかないよね。ま、いつまでどうなるかわからんし、ぼちぼちいきましょ。これも、何かの思し召し。

では、このへんで、僕のドラムソロを!

なんて、貼りたいんですけど、まだ撮れてませんwすみませんw

代わりと言っちゃなんですが、静岡に来て野外フェスティバルに出演した時の、障害を持った方々と施設の職員とミュージシャンとで地元に伝承されているお祭りのリズムをアレンジして作ったバンドの演奏を聴いてください。障害があっても無かっても「リズムの世界標準」を体現する明確なイメージがあるとこんな風にお客さんとも音を楽しめるようになるんです。何かの参考になれば幸いです。

では、腸内の菌たちを元気に育てて、元気なリズムを奏でていきましょう!